ドラマとリアル「健康で文化的な最低限度の生活」(第2話、第3話) | 気楽に気ままで気軽に読める”なるみや”の元公務員ブログ

ドラマとリアル「健康で文化的な最低限度の生活」(第2話、第3話)

みなさまこんにちは。市役所職員”なるみや”と申します。

「健康で文化的な最低限度の生活」の第2話と第3話の感想です。

◆不正受給と「無敵の人」

第2話と第3話は生活保護の不正受給についてのお話でしたね。生活保護の不正受給についてはニュースでもたまにあります。今回のお話は高校生がアルバイト収入を申告しなかったことが原因ということで、悪意はほとんどない様子でしたので少しかわいそうな気にもなってしまいました。ドラマでは生活保護の不正受給を分割で返済していくとのことでしたが、実際は回収が困難ことが多いです。悪質な受給者は不正受給した分をすぐに使ってしまいますので、手元に残っていることはほとんどありません。ネット上で無職の人を「無敵の人」などと揶揄していますが、その通りだなと思うことがあります。お金のない人からお金を徴収することなど当然できません。私が以前生活保護受給者からクレームを言われたことがありますが、その際の脅し文句が「こっちは失うもんなんかないからどこまででもやってやるぞ」というものでした。

◆若い係長

田中圭さん演じる京極大輝係長カッコいいですね~。私の上司もあんなにカッコよかったら憧れてしまいます(笑)ドラマ上の年齢は35歳ですので一般的な係長に比べると若いです。現実でも生活保護を担当する課の係長は比較的若いのですが、理由としては、生活保護担当課は多くの職員も行きたがらないために出世しやすいためです。しかし、そのような人は長い期間福祉部署に勤めることになります。私も福祉部署しか経験のない係長クラスの人を知っていますが、福祉部署以外に行きたいと人事課に何年も希望を出しているようです(笑)

◆現場と管理、部下と上司の意見の対立

生活保護受給者のために不正受給の徴収額を減額したいと考えるえみり(現場)と、どんな理由であろうと不正受給である限り全額の徴収も求める係長(管理)で意見が対立していたのが印象に残りました。直接市民と応対すると市民よりの考えになってしまう気持ちはよく分かります。しかし、公務員は目の前の一人のことだけでなく、その後ろにいる何万人のことも考え、公平に対応しなければなりません。ドラマの中で「制度が欣也君(未申告でアルバイトをした高校生)がいじめているように思われるかもしれない」といった様な発言がありました。行政の制度は決して市民の方の生活を苦しめるものではありませんが、結果的に一人の市民の方にとっては不都合となってしまうということは少なくありません。

第2話と第3話については最初暗い話かと思いましたが、ハッピーエンドで終わって良かったです。第4話は母子家庭の話のようですので、次回のブログでは母子家庭について触れようと思います。

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